【沖縄旅行】沖縄・慶良間諸島の座間味島に行く方法と1泊2日のスケジュール

今回のブログ記事は、沖縄・慶良間諸島の座間味島に行く方法と私が過ごした1泊2日のスケジュール、そして、日帰りする場合のモデルプランのご紹介です。

 

那覇市の泊港から高速船で1時間弱で到着できる沖縄県の慶良間諸島、「世界が恋するケラマブルー」と称されるほど、ものすごく海がキレイなエリアです。

慶良間諸島は、渡嘉敷島や阿嘉島などいくつもの有人・無人の島があり、そのメインの一つが座間味島。

座間味島にはたくさんの観光スポットがあり、また、キレイなビーチや他の島々への航路もあって、慶良間諸島を訪れるならぜひ行くべき島だと思います。

 

こちらでは、そんな座間味島にフェリーで行く方法と注意点、そして、私が家族旅行で過ごした1泊2日のスケジュールと日帰りする場合のモデルプランをご紹介します!

座間味島旅行を検討されている方の参考になれば幸いです。

 

座間味島に行く方法(アクセス)

座間味島へのアクセスは、那覇市の泊港(とまりん)からフェリーか高速船で移動します。

「フェリーざまみ」は1日1便(所要時間120分)、高速船「クィーンざまみ」は1日2便(同・50分)と、残念ながら便数は多くありません。

泊港へのアクセス

泊港のモノレールの最寄りの駅は「美栄橋」で徒歩約10分。

那覇空港から泊港までタクシーだと15分くらいです(海沿いの道とトンネルを通るとビックリするくらい近いです。以前タクシーで移動したときの料金は2,000円弱でした)。

また、那覇空港から高速バス(やんばる急行バス)が1日9便(1時間~2時間に1本)運行しています。

 

那覇空港に到着して、そのまま直接座間味島に移動する方は、時間が合えば高速バス、合わなければタクシーがおすすめです。

*モノレールは時間もかかるし、歩く距離も長くなるのでおすすめできないです。

 

泊港の乗り場はフェリーと高速船で異なる

座間味島行きの船は、フェリー「フェリーざまみ」と高速船「クィーンざまみ」と2種類あり乗降船場所が異なります。

フェリー「フェリーざまみ」はメインになる「とまりんビル」の近くの南岸、高速船「クィーンざまみ」はとまりんビルから歩いて10分近くかかる北岸にあります。

フェリーと高速船の乗り場が異なることを知らずに、高速船に乗る人が「とまりんビル」に行くとメチャクチャ焦ることになるので、ぜひ気をつけたいですね!

 

合わせて、船に乗る前には「乗船手続き」として「乗船申込書」の記入・提出が必要です。

*「乗船申込書」記入項目:代表者の連絡先電話番号、乗船者の氏名(全員分)、年齢、行き先、片道・往復、予約番号など。往復の場合、帰り便での「乗船申込書」の記入・提出は不要です。

「乗船申込書」の記入と提出ですが、季節によっては行列が出来て、すごく時間がかかることがあります。遅くとも出航の30分前には「乗船兼発売所」に到着することをおすすめします。

*私は何度か泊港から船で離島に行ったことがありますが、必ず出航ギリギリに走って乗船する人たちがいるんです・・・。

電車に乗る感覚で「少し前に到着すれば良い」と港に着いたものの、いろいろ手続きがあり、また、乗船場まで少し離れていて、ギリギリの乗船になってしまうってことなんでしょうけど、これって焦りまくって、精神衛生上、ホント、良くないですよね。

おまけに、船に乗っても良い席を確保できないし、荷物置き場が確保できないなど、悲惨な状況になりますので、ホント、早めに行って乗船したほうが良いですよ。

 

フェリーと高速船どちらがおすすめ?

座間味島に行くにはフェリー「フェリーざまみ」と高速船「クィーンざまみ」があります。

その違いは以下の通り。

泊港から座間味港 「フェリーざまみ」 高速船「クィーンざまみ」
便数 1日1便 1日2便
出発・到着時間 10:00発 12:00着(阿嘉島経由・約2時間) 1便09:00発 09:50着(直行・約50分)

2便15:00発 16:10着(阿嘉島経由・約70分)

料金(大人料金) 片道2,150円 往復4,090円 片道3,200円 往復6,080円

高速船「クィーンざまみ」だと最短50分で到着できる一方、「フェリーざまみ」に比べて料金は1.5倍高くなっています。

時間と財布の状況次第でしょうけど、どちらがおすすめかは、私としては、

往路はフェリーで途中の島々、特に慶良間諸島の景観を楽しみながらゆっくりと行き、

復路は高速船でサクッと帰る

のが良いかなって思います。

その際は往復割引は適用されませんが、まあ、2~3百円ぐらいですし、ね。

 

ちなみに、座間味島から泊港向けの時刻表は以下の通りです。

座間味港から泊港 「フェリーざまみ」 高速船「クィーンざまみ」
出発・到着時間 14:00発 16:00着(阿嘉島経由・約2時間) 1便10:00発 11:10着(阿嘉島経由・約70分)

2便16:20発 17:10着(直行・約50分)

※運航時刻は基本は上に書いてあるとおりですが、季節や天候によって変更することがあるそうです。行かれる際は必ず座間味島のホームページで確認してください!(2か月分の空席状況もチェックできます)

 

座間味島への訪問日程が決まったら、事前に乗船の予約をされることを強くおすすめします。

予約は1ヵ月前同日(受付時間 午前10:00~午後5:00)より受付されています。

特にハイシーズンとなる6月末から9月下旬にかけては、ものすごく多くの方々が訪問されるため、受付開始と同時に予約しないと「満席」になっていることもよくあるそうです(旅行社が座席を抑えているのかも?)。

予約方法は電話で乗船月日と便名、人数を伝えると口頭で「予約番号」を教えてもらえます。この予約番号は「乗船申込書」に記入が必要ですので、必ずメモっておいてくださいね。

TEL.098-868-4567(高速船・フェリー予約受付専用窓口)

ちなみに料金は、乗船前の「乗船申込書」を提出する際に支払います(クレジットカードOK)。

 

私は使ったことがないので詳細は分からないのですが、以下URLからWEB予約もできるようですよ。

座間味村アイランダーズネットワーク ログイン
座間味村

 

フェリー・高速船内でどの席に座る?

船に乗ったら、どの席に座るか?これって結構、重要ですよね。

私がおすすめする席は、

  • 高速船 :後方右側の窓際(赤く囲っている場所)
  • フェリー:後部デッキ

です。

高速船での座席

クイーンざまみ船内案内図

 

高速船クイーンざまみに乗船される方は、進行方向右側の後部座席(赤で囲っている箇所)の席をおすすめします。

この席からだと、出航早々に右手に「ナガンヌ島」や「クエフ島」が見られますし、渡嘉敷島の阿波連ビーチ、安室島なども良く見えます。

復路も同じ右後方に座ると、今度はガヒ島や阿嘉島、慶留間島の景観を楽しむことができます。

※赤枠後方の3列×3席のスペースは乗船時にヒモが張られて座れなくされていました。が、ギリギリに乗船してきて立って乗っていた人たちに出発後、開放していましたね。

 

で、ここまで読まれてもうお気づきだと思いますが、ぶっちゃけ、右側でも左側でも窓側の席だったらどっちでも良いんですよね。行きと帰りで同じ側に座っていれば、それぞれの景観が楽しめるので。

 

ポイントは「後方」に座るということ。

というのも、高速船クイーンざまみは

  • 結構揺れる船で、後ろの方が揺れが少ない
  • 船の乗降口が中央と後方右側で、後方のほうが比較的スムーズに下船できる
  • 後方に広い荷物置き場がある(上の案内図の車椅子スペースのあたり/前方・中央の荷物置き場は狭い)

からです。

ただ、窓際の席は人気ではすぐに埋まっていきますので、乗船の行列の前の方で待っていないと確保は難しいと思います。頑張って早めに乗船口に到着しましょう!

 

クイーンざまみの上階のデッキスペースにはベンチシートがあり、サイドには囲いがあるものの、かなりの高速のため風がすごく強いので、ここに座るのはあまり良くないかなぁと。

あと、船酔いが心配な方は、後方の真ん中の席は一番揺れが少ない場所ですので、こちらに座ると多少マシになりますよ。

 

フェリーでの座席

フェリーの後部デッキは、かなり広々としてベンチもたくさんあります。

高速船に比べると揺れも少ないので、デッキのベンチを拠点にして、右に行ったり左に行ったり、前の展望席に行ったりと自由に動き回れるので、(天気が悪くなければ)ムリに船室の座席を確保しなくても良いかもしれません。

 

とまりんビルのお弁当がおすすめ

泊港南岸の乗船券発売所「とまりんビル」にはお弁当屋さんがあります。

ここのお弁当は種類も豊富で、すごくおいしくて、おまけに安いんですよね!

座間味島に行くと食べるもの探しで苦労することもしばしば。なのでこちらでお弁当をゲットしておくといらぬ心配をしなくて済みます。

サーターアンダギーや「たらし揚げ」などのちょっとつまめるものも販売されているので、昼食付の日帰りツアーで行かれる方も、ここで買っていかれると良いですよ。

※高速船の乗り場である北岸ではお弁当は販売されていないので、直行される方は、近くのファミリーマートでどうぞ。

 

座間味島・1泊2日のスケジュール

座間味島でやりたかったこと

今回の沖縄旅行で座間味島でやりたかったことは、

  1. 慶良間諸島のキレイな海を堪能する
  2. 無人島(ガヒ島)でシュノーケリングを楽しむ
  3. 岬から夕陽を眺める
  4. 星空を堪能する

こと。

この4つのポイントは、数年前に妻と2人でツアーで訪れた際に体験して本当に感動したことから、子供たちにも見せてやりたいと企画したものです。

どれも「天気次第」で、晴れれば存分に楽しめるものの、天気が悪ければムリというリスクはありましたが、幸いなことに2日間とも天候に恵まれ、やりたかったことを十分堪能することができました。

 

初日のスケジュール

~近くのホテルをチェックアウト後、徒歩で泊港へ~

8:00 泊港着・「とまりん」で乗船手続き後、売店で昼食買い出し

~徒歩で北岸に移動~

9:00 泊港発 クイーンざまみ(高速船・往復)

9:50 座間味島着

~徒歩移動後(約5分)、宿泊先のコンドミニアム「かにく」 荷物預け(そのままチェックイン)

10:30 座間味港から渡し舟でガヒ島着

ガヒ島の海

 

14:50 ガヒ島から渡し舟で座間味港戻り、徒歩で宿「かにく」まで移動(約5分)

16:00 「かにく」バイクレンタル ~ 島内観光4つの展望台巡りとサンセット

19:00 夕食「リトル キッチン」 ~ 近くの売店「ショップ105」でアイスクリームゲット

20:30 ~バイクで移動・星空観賞~

21:30 宿戻り・就寝

二日目のスケジュール

6:30 起床

~ バイクでチシ展望台、高月山展望台巡り

9:00 宿チェックアウト~座間味港に徒歩移動

~ 座間味村漁協で朝食

10:00 座間味港発 クイーンざまみ(高速船)

11:10 泊港着

※3日は嘉手納で昼食をいただき、その後、オクマまで移動するスケジュールとしたため、かなり早めの出発となりました。

1泊で座間味島を訪れるなら、上記スケジュールをベースに、2日目の宿チェックアウト後、古座間味ビーチで遊んで16:20発の高速船で那覇市に戻るのがよろしいかと。

 

座間味島・日帰りプラン

座間味島に行くなら、日帰りではなく、泊りがけで行くことを強くおすすめします。

那覇市内に比べたら見劣りするものの、ちゃんとした食事処も宿もありますし、せっかく船代と移動時間を費やすのだから、のんびりとした島時間を楽しみたいものです。

 

ただ、どうしても日帰りでないとダメという方、いらっしゃるでしょう。

そういう方は、古座間味ビーチで過ごされることと思いますが、できるだけ座間味島を満喫したいのであれば、ビーチと展望台をセットにした以下のプランはいかがでしょうか?(※要・原付免許)

09:00 那覇・泊港発クイーンざまみ
09:50 座間味港着~レンタルショップ送迎で古座間味ビーチへ
古座間味ビーチステイ
13:10 古座間味発村営バス(またはショップの送り)
13:15 座間味港着
13:20 リトルキッチンで昼食
14:00 「かにく」でバイクレンタル
展望台巡り(高月山・稲崎・女瀬の崎・神の浜)、マリリンの像(移動距離約10km)
16:00 バイク返却~徒歩で港へ
16:20 座間味港発・クイーンざまみ
17:10 那覇・泊港着

 

展望台巡りのコースは行程10kmですので、移動(バイクに乗っている)時間は40分程度となり、各展望台でいられる時間は15分程度と少なく、かなりせわしないスケジュールですが、座間味島の良いところをコンパクトに体験できるかと。

でもやっぱり・・・、せっかく座間味島に行くなら、宿泊してあの夕陽に星空も堪能していただきたいですね・・・。

 

座間味島に行こう!

「世界が恋するケラマブルー」。

那覇・泊港から最短50分で到着できる離島・座間味島。

これまで何度も沖縄に行っているけど座間味島には行ったことがないという方、宮古島や石垣島には何度もリピートしているけど慶良間諸島には行っていないという方、ぜひぜひ一度、訪れてみてください。

これまで見たことのない圧倒的な景観に見惚れることになると思いますよ!