【沖縄移住】念願の沖縄・名護市に移住しました

2023年4月、念願だった沖縄・名護市に移住しました。

転居を考え始めてから5年、そして、沖縄県への移住を検討し始めてから2年以上。

ようやっと念願の沖縄ライフに突入です。

こちらのブログ記事では、沖縄県・名護市への移住に至った経緯を記してみました。

 

海の近くで暮らしたい、けど…

会社を退職した後、どう過ごしていくか・・・?

私が理想として思い描いていたのは、

「できれば海に近いところに引っ越して、毎日、海を見ながら暮らしたい」

というもの。

これ、言うは易しで、現実的にはハードルの高い話なんですが、実現に向けてとにかく動いてみようと思い立ったのが5年ほど前の話です。

 

まず最初にぶつかったのが「どこの街で暮らすか?」という壁。

私が過ごしていた東京の家は、もともと嫁さんが生まれ育った街に20年前に引っ越してきたもので、すぐ近くには義母と義妹夫婦が暮らしていることもあり、こちらが完全に「地元」になっています。

なので、引っ越しするなら、東京に近いエリアというのが自然と前提になっていました。

何かあった時、すぐに親族の元に帰れるという安心感って大きいですしね。

 

引っ越し先探しでは、千葉や神奈川、静岡など、東京近辺の海辺の街を、旅行がてらに見て回っておりました。

「ここ、いいな」っていう街を見つけては、生活環境や住宅事情を調べ、ときには街の不動産屋さんに入って話を聞き、物件を見せてもらったりしました。

こうやって調べていくと、さらに「いいな!」と思うところがある一方、「なんだか、イマイチだなぁ」と部分も見えてきて、なかなか海の近くの「ここ!」という街が見つからなかったんです。

そんなこんなで時間だけが経って、なんとなく移住話も立ち消えになっていました。

※中でも、神奈川県の小田原市は、海と山があって温泉(箱根温泉)にも近く、落ち着いた雰囲気のとても良い街、「よし!小田原市に引っ越そう!」と決心し、新居探しを始めました。

しかし、小田原市には建造物の高さ制限という条例があって、高いマンションが建てられないという事実が判明しました。

市としての規模や都心へのアクセスの良さなど、とても利便性が高いのに、マンションの供給量が圧倒的に少なく、結果、買うにしても借りるにしても、私の経済力からは、かなりの高額となるため、移住を断念したという経緯もありました。

 

沖縄で暮らしたい!

私は年に1~2回、沖縄に旅行してきました。

もちろん、沖縄が大好きだから頻繫に旅行していたのですが、自分の中に「沖縄はリゾートで遊びに行く場所」との刷り込みがあって、自分が実際に暮らすことは想像すらしたことがありませんでした。

 

しかし、2020年10月、嫁さんと2人で恩納村の瀬良垣に行ったとき、嫁さんがポロっと

「この辺で暮らしている人って、どこで買い物をしてるんだろう?」

と聞いてきたんです。

たしかに瀬良垣は完全なリゾートエリアで、観光客向けの店はあるものの、スーパーやら商店など、生活に密着した店は近くに見当たりませんでした。

「ほんと、どうしてんだろうね?」

と答えつつ、これが逆に沖縄移住を考えるきっかけとなりました。

 

「もし、自分が沖縄で暮らすとしたら?」

旅行から帰って、沖縄に移住した人たちのブログやYouTubeのチェックしてみました。

良い話もありますが、けっこうたくさんのネガ情報があります。

中には「憧れの沖縄に移住したものの、どうしても馴染めず泣く泣く戻った」なんて人もいて、「沖縄で暮らしてみたいとは思うけど、やっぱり、ムリだな」と思っていました。

 

それでも、「沖縄に移住して本当に良かった!」と、充実した毎日を過ごされている方の記事を読み、動画でその暮らしぶりを見るにつれ、

「いろいろと難しいところはありそうだけど、一度、沖縄で暮らしてみたいな」

と思うようになってきました。

 

そしてある日、嫁さんに、

「引っ越しの話なんだけど、沖縄に移住するってどう思う?

あんまり現実感がないかもだけど、身体がまともに動く間に、沖縄暮らしするのも良いって思わない?行って、もしダメだったら、東京に戻ってくれば良いんだし」

と、軽く話しかけてみました。

はじめは、キョトンとしていたものの、話を続けるうちに沖縄ライフをイメージし始めたようで、具体的な質問がバンバンが飛んできました。

もちろん、質問には自分の勝手な憶測か「移住者がブログで書いていた」といったレベルでしか答えられません。

嫁さんに対して「何でもかんでも聞いてきやがって、鬱陶しいな」と思いつつ、

「まずは、条件整理をして、調べられることは調べよう。で、暮らすことを前提に、どんな様子か見に行こう」

となりました。

 

名護市との出会い

沖縄移住といって、沖縄ってメッチャ広いし、まず、沖縄のどのエリアのどの街で暮らすかは最重要な課題です。

「沖縄移住おすすめの街ランキング」みたいなネット情報を参考に、いろいろな条件を考え、沖縄本島で約10か所の市町村をピックアップ。

2021年10月、3泊4日のスケジュールで実際に沖縄本島に足を運んで、どんな様子か見て回りました。

 

それまでの沖縄旅行は、ビーチや観光スポットに直行し、もっぱらそこで過ごしていましたが、「自分が暮らす場所を探す」という目的で行くと、当然、見る視点が変わります。

それまで気づかなかった新しい発見がたくさんあって、すごく楽しかったですね。

 

そして、見て回った中で「ここで暮らしたい!」と、すごく気に入った街に巡り会えました。

それが、北部エリアにある名護市です。

 

実は、名護市はロケハンした街の最後から2番目の街。

それまで見てきた街は、あまりピンと来るところがなく、「やっぱり、ダメなのかなぁ?」と沈んだ気持ちになっていたんです。

しかし、名護市・旧市街にある「十字路」に来たとき、なぜか懐かしさが込み上げてきました。

そして、「21世紀の森公園」に感激し、ついでに国道58号線沿いに並ぶ店の充実ぶりに

「名護しかない!」

って強く思いました。

 

もちろん、私だけでなく嫁さんも、一緒に来ていた次男も「ここ、最高!」と気に入っていました。

大げさな言い方ですが、「出会うべくして出会えた街」なんだって思いましたね。

 

マンションが見つからない

下見旅行から戻って以降、毎日、不動産サイトで賃貸マンションをチェックし、グーグルマップで近隣の様子を確認。

また、その2か月後の12月に行った「スケジュールを決めない沖縄一人旅」では、名護市に2泊して、街中を歩きまわってきました。

12月に行った7泊8日の沖縄一人旅でやりたかった3つのこと|福ふくろう
12月10日(金)から17日(金)まで、沖縄県を中心に7泊8日の一人旅をしてきました。 今回の旅行でやりた

 

そして翌年の5月、名護市の賃貸マンションをいくつかピックアップし、不動産屋さんに予約をして、名護市まで内覧に行きました。

「良い物件があれば即決!」との勢いで臨んだものの、残念ながら満足できる物件に出会えなかったんです。

それ以降も、不動産サイトを頻繁にチェックし、「これ、いいな!」と思えるのを見つけたら、すぐに不動産屋さんに連絡していたのですが、「もう成約済み」「キャンセル待ち」と切ない返事が続き、ただただ時間だけが流れていきました。

 

自分では「名護市と運命的に出会った」と思っていたので、住居選びもとんとん拍子で進むものと思っていたのですが、うまくいきませんでした。

1年近く、マンション探しを続ける中で、

「ないものねだりし過ぎなのかなぁ。やっぱり妥協しないといけないかなぁ・・・」

と、気持ちがブルーになっていました。

(また、11月頃から体調を崩して、すごく弱気になっていました)

 

希望の物件と巡り合う

クリスマスを過ぎた頃のとある夜中、

「どうせ、いつも載っている売れ残りの物件しかないんだろうな」

と思いつつ、不動産サイトでの物件チェックをしていたら・・・、

希望する市の希望するエリア内との立地に、このエリアではほとんどない3LDK、しかも新築(建築中)のマンション

を見つけました。

「これは!マジか?!」

と一発で目が覚めました。

「成約済み」になっていないか?(もしかしたら、不動産屋に電話させるための釣り物件かも?)との不安を抱えながら、翌朝いちばんで電話したところ、嬉しいことに「空室有」。

即座に、仮契約しました。

 

もちろん良いことばかりではなく、

  • 当初想定していたのよりも少し高めの家賃
  • エレベーターのない4階建ての4階の部屋(他のフロアの部屋はすでに全部仮契約済み)
  • 建築中のため内覧は出来ない
  • 工事状況により入居が遅れるかもしれない

という問題はありました。

だけど、「もう、ここしかない!」という思いでいっぱいでしたね。

 

沖縄・名護市に移住しました

仮契約から4か月が経過。

マンションの工事は遅れ、当初予定より1か月以上遅れてしまいましたが、不動産会社から入居可能日が決まったとの連絡がありました。

この入居可能日を引っ越し日として、沖縄・名護市への移住が決定しました。

 

引っ越しは嫁さんと次男の3人で行い、

(引っ越しとは言っても、持って行くのは衣服などの身の回り品と自動車だけで、家電や家具、生活雑品は名護市で購入するので、実質的には掃除と買い出し・整理になったのですが)

まずは私一人で先行して生活し、嫁さんは7月から合流する予定で、以降、東京の家は、同居している次男がそのまま「お守り」をしてくれます。

 

沖縄・名護市に移住してから、間もなく1か月が経過します。

海の近くへの引っ越しを考え始めてから5年以上、そして、沖縄移住を決めてから2年以上と、すごく時間がかかりましたが、やっと念願が叶いました。

スタートしたばかりで、まだまだ生活は落ち着かないものの、これといった支障はなく、ほぼ毎日、近くのビーチで過ごすなど、沖縄生活を満喫しています。